ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~

「先生・・・」


――名前なんて言ったっけ?


そこにいたのはママの主治医のお医者様だった。



「君はこのマンションだったんだ」


「え?はい 先生も・・・?」


「そうです 住んで4・5年は経っているんじゃないかな」


「そうだったんですか・・・」



――カイトさんといい、先生といい・・・すごい偶然・・・。







エレベーターから降りたカイトは親しげな2人に眉を寄せた。



花音は背を向けているのでまだカイトに気づいていない。