・・・・・・。






さっきから、俺の前で
アイツと圭がずっと
喋っている。




俺のシャーペンの芯が
ボキボキと折れていく。




 ボキッ



 ・・・・・ピキッ




俺の怒りゲージが上昇して
いく。




「波川は、竜立?
 それとも、竜王?」


圭が聞く。




(竜王だよ!!バカ!?)



俺はイライラ・・・・。





「あたしは、竜王です!」



「ふ~ん。なんか意外。」



(どこが意外だぁ!!
 しっけいな!!!!)



俺はいつの間にか・・・
アイツから目が離せなく
なっていた。



むしろ、ヤキモチやいた。