クール彼氏Ⅱ






「卒業生が、退場します。」



本当に、さよならだね。

ありがとう、わたしの青春。



この三年間の想い出は、全部この学校に詰め込まれてるよ。








教室に戻ると、みんな泣いていて。


わたしだけかな、泣いてない女子なんて。


「しずく~…!わぁん…!」

美姫…

美姫とも少しの間、離ればなれだね。



だけど、いつでも会えるもん。

美姫は親友だから。




「美姫。本当に本当にありがとうね。お姉さんみたいな美姫が大好きだったよ。今日から別々の道だけど、お互いに頑張ろうね。」


「しずく、ありがとう。また連絡するからね。名古屋で、頑張ってね。」


「美姫…。ほんと、ありがとう。」




ここで美姫とは別れた。


教室には、陸とわたしだけ。