月と太陽の事件簿6/夜の蝶は血とナイフの夢を見る

「まるで小林巡査に姿を見せたかったみたいね」

だとしたら犯人の狙いはなんだ?

達郎は二言三言なにかをつぶやいてから

「小林巡査。あなたはいつもこの公園に来ているんですよね」

「はい。パトロールは毎晩かかさず行っております」

「わかりました」

達郎はうなずいた。

「だとしたら、仕掛けることはできたワケだ…」

達郎は、自分自身に言い聞かせるように言った。