返答のないアタシに樹から話をする。 それは意味の分からない言葉でアタシは困惑する。 「麗の泣いている顔がみたい。行ってもいい?行って…きつく抱きしめたいんだ…」 それは意味の分からない言葉。けど、アタシの求めているものに近いようで遠く、 遠いようで近い。 ほぼ同じということなのだろうか “抱きしめたいんだ…” 樹の声が何重にもなって耳に響く。 嬉しい。 けど…… 「アタシの家知らないでしょお!?」 正論だ! 知らなきゃ来れない。 樹がアタシの家を知る訳がない。