出勤の前に、家に戻って、着替えをするからと言って、淳は帰ってしまった。
今まで、私の横にいた淳の肌の温もりが、まだ残っていた。
私は、服に着替え、洗面所に行った。
すると、朝の身支度をするお兄ちゃんがいた。
「よっ!澪。」
「お兄ちゃん、おはよう」
お兄ちゃんが、私の顔を見て、ニヤニヤしている。
「何よ?お兄ちゃん!気持ち悪いってば〜……。」
すると、お兄ちゃんは、より一層ニヤニヤして、私の顔を覗き込むようにして、言った。
「お前さ〜、昨日の公園といい、夜中といい、何やってんだぁ……?」
……えっ?
お兄ちゃん、何で、知ってるの?
お兄ちゃんに、全部バレてる?
私が、おどおどしてしまって、つい口を付いて出てしまった。
「な、なにもしてないって……」
すると、お兄ちゃんが言った。
「……ふ〜ん。やっぱ、淳と一緒だったわけ……」
……えっ?
なんで…?
「単純なやつだな……」
お兄ちゃんは、そう言って
ハハハーと笑った。
「もぉ〜、お兄ちゃん!」
私は、怒って、言った。
「親父たちには、まだ内緒にしてっから……」
「お兄ちゃんの、意地悪」
私は、プーッと口を尖らせた。
「その顔、写メで、淳に送ってやれよ!」
もぉ〜
ほんと、最低!
お兄ちゃんのバカ!
