いやいや。。。

参った。

まさか。

坊ちゃん嬢ちゃんの

清き学び舎に見えた学校は

裏口からの入学で

金さえあれば

族の総長だろうと何だろうと

胸張って入れる学校だったのだ。


『ま、俺も。

 あいつには借りもあるし。

 仲良くやってくれよ』

そう笑うとショウ先輩は

次のバンドの演奏始まるぞ、といい

ミキがヴォーカルを務める

ガールズバンドの演奏を眺めていた。


まさか、あのS高校に

そんな人がいるとは思ってなかった。