少年×少年

はい!?と叫びたかった遥であった。目を大きくかっぴらいていた




「気に入っている!?まさか…散々ひどい目にあってきたのに…」

「うーん!やっぱり…たんなる虐めなのかな?」




朱鳥は結構天然キャラであったと遥は思った。でもどこか優しい雰囲気の男の子。理想のタイプかと…ただ一つ欠点をあげるなら顔があいつと同じだってこと…




「でも…あなたは優しいのね。とても双子だとは思えないわ、けど…なんで今頃になって…転入なんて…」

「ずっと入院していたから…。梁と違って…。小さい頃から病気がちで、何度も入院歴があったんだ…」





見た目はそんな病弱に見えないがと思った。朱鳥は気にしているようだった。そして 時計に視線を時計は7時を指していた




「そろそろ帰った方がいいのかもしれないよ?」




遥も時計を見た。そして荷物を手に取った




「なら…帰るわ。」