すると、来斗は私から離れた。




「記憶はなくても、やっぱり優子は優子だな…。
 …また来る。さんきゅーな??」



来斗は、

そう言って出て行った。




「彼氏ー??」



ビクッ


来斗が出て行ったと思ったらそこに和泉君がいた。



「…何なんですか。」


私は恥ずかしさのあまり和泉君とは反対の方向を向く。




「今の彼氏だろー??俺、抱きあってること見たもん♪」



ななっ!!



のぞき見!?