「テメー何してんだ~~ぁ?」


「おう!!
おめーによーじあったけど
ま。いいや。
今日のとこは帰るわ~~」


立ち上がって
真重の前に立ちはだかった。


私の頭には


 私のために争わないで~

なんて言葉が躍ってる。



真重と
おじ・・・
翔が私をめぐって争う

なんちゃって~~~



そんなことを想像していた。



マスターが

「これ、俺のおごり
サンキューね~」

メロンソーダの上に
アイスが乗っていた。



「ごちそーさま~」

回りを見渡したけど
カウンターに座って
私を不快そうに見ている
真重しかいなかった。



「あれ?おじ・・
いや、さっきの人は?」


「おじょーさんのおかげで
撃退ってとこかな~」


マスターが笑った。