そーっと崇志…の姿を見ると、 シャワーカーテンの ギリギリで身体を流していた。 あたしのため、だよね。 そんな背中を見ていたら、 気がついた時には。 背中を洗おうと伸びた手を 取っている自分がいた。 「美羽?」 「あたしが今度は背中を流すっ」 男の人の裸体なんて、 お父さん以外見慣れてないけど。 でも、 流したかった。 あの広い背中を。 .