ぴんく~今は、もう、いない彼女へ~

「なに泣きそうな顔をしてるのよ、莫迦ね」

「ぴんく」

「なあに、そのカッコ。
仕事中に抜け出して来たの?
後で
お客さんと
オーナーに怒られても知らないから」

「ぴんく」

「それよりも、今月よ!
トップ争い!
今月こそ№1陥落かもしれないって!?
こんな所で遊んでないで
すぐ戻らなくちゃ……」

「いいんだ、ぴんく」