ぴんく~今は、もう、いない彼女へ~

 
そして、ぴんくは

病室のベッドの上で

たくさんの管に

繋がれていた

狭い水槽の中に

無理やり入れさせられた

金魚みたいに

ゆらゆらと

水に浮かぶこともできないまま

僕を見つけて

笑った。