トクン…トクン…


さっきまでの心臓とは違うモノ?


ってくらいキスを堺に穏やかになった鼓動。



目の前のハルくんの表情も、とても穏やか。


…とゆうか、少し照れてる?


ハニカんだ表情で私を見つめる。


えっと…どうしよぅ。




そんなに見つめられたら、恥ずかしくて穴が開いちゃう。


「そろそろ、送って行かなきゃな…。」



私の頭にポンっと手を置いて、寂しそうに言うハルくん。

そんな


そんな寂しそうに言わないでよ。


私だってホントは


まだ…


一緒に居たいよ。


もぅ離れて居たくないよ。



「今度こそずっと一緒に居ような。」




ハルくんはそう言って、私に手をさしだした。



私の手とハルくんの手が繋る


振返ると夕日に照された私達の影

後ろに長くのびていて


それはあの頃見た風景と同じ

手を繋いだ私達の影。



それを見て私はちょっと嬉しくなった。