メグの布団に入り込んだ鴨居の鼓動が、鴨居は自分でも驚くほどに高く早くなっていった。

メグはすぐに鴨居の側にピタリとくっつく。

少し遅れる様にして鴨居がメグを抱き締めた。



無言のまま暗やみの中二人は抱き締めあっていた。

「カモの心臓早いね。」

「あ、ゴメン。」

メグが鴨居の胸に耳をピタリと付ける。

「なんで謝るの?私だってほら……こんなにも早くなっているんだよ。」

鴨居の手をメグは自分の胸に導いた。

メグの柔らかい胸の感触が鴨居の手に伝わる。

「……くっ。メグちゃん。」

鴨居はメグを押し倒すとキスをした。

深く長い口付けが続く。

「メグちゃん。オレ君のことが好きだ。」

メグの唇から離れた、鴨居の唇からそんな思いが零れた。

メグは涙を流して笑う。


「私もカモが好きなの。」

また二人はキスをした。

鴨居はメグの服を脱がすと目一杯にメグを愛した。