すぐさま専門的な血液検査をした。
その結果、静兄さんは白血病の一種であることが分かり、緊急入院とすることになる。
その時の親父の落胆ぶりと言ったら目も当てられないほどだったのを、よく覚えている。
それと時を同じくして親父は異常な量の酒を飲み、家でも暴れるようになった。
そしてそんなことが続いたある夜に俺と樹は見てしまう。
お袋が心不全で急死してしまう三日前の日に、親父がいつもの様に酒を飲み暴れ、止めようとしたお袋の胸を強打したのを。
そんなことをされても、笑って痛みを堪えていた母の顔を。
メニュー