あっという間に昼休み。 私の学校は、 昼休みと給食が一緒になっている。 「藍衣~!パン買いに行こ!」 真美が言った。 さっきまで散々、気にしてたのに。 真美は、そうやって いつまでも引きずらない。 だから、 面倒くさくなくて、気に入ったのかも。 あとは、気があったりとか。 一緒にいて、楽だった。 「あぁ。いいよ~。」 そう言って、 真美と教室を出ようとした。 んだけど。 「藍衣。」 ドアの目の前で立ち止まる。 「どいてよ。」 私が見上げて言った。