人を傷つける事が怖いんだ。 大切な人の悲しんだ顔なんて、見たくないでしょ? 喧嘩だったら、それができた。 喧嘩だったら、素直になれた。 けどね…、 もう、戻らないって決めたんだ。 「……今、何時ー?」 「……10時っ!」 何時間、歩いて喋ってるんだろう。 「もう、帰ろっか…。」 私が言った。 「…えー。藍衣と離れたくない~っ!」 真美が抱きついてくる。 「変な風に思われるから、やめれ。」 「変な風に思われてしまおうっ!」 「やーだああー。」 こういう時が、幸せだ。