「そんな事ないと思うけど。
ってか、なんかあった?」
桐斗が不思議そうに言う。
「…あったよ。あたし、バイトやめる。
やめなきゃいけなくなるだろうけどさ。」
口を尖らせて、そんな事を言っていた。
桐斗と、目がばっちりあう。
「俺にも、教えてよ。
その面白そうな話。」
面白そうな話……。
もう、本気で悩んでんのにー。
「藍衣。」
けど、そんな笑顔を見るとさっき思ってた事が飛んでいく。
結局は、話した。
昨日、カメラの奴につけられてた事。
そんで、シャーペンをぶっさされた事。
今日は、ばばあと喧嘩になって殴ろうとしたら真美に止められた事。
「色々あったんだね。」
桐斗が笑いまじりに言う。

