「本気で好きだから。」 「わっ…。」 また、押し倒された。 「裕なんかに渡さない。 ってか、渡せない。」 真っ直ぐな瞳に捕まる。 もう…、心は奪われていた。 「俺のものにしてみせるよ。」 ――藍衣。 優しい声で囁く。 この前も言われた。 『俺のものになってよ。』 「藍衣。」 私は、ぎゅっと目を瞑った。