「今は、アイツが総長で一番強い。
それに、藍衣とアイツが2人でいる所見かけた奴がいっぱいいんだよ。
だから、アイツが今は薔薇のプリンスって呼ばれてるわけ。」
――じゃあ、俺は薔薇のプリンスかな。
ああ…。そういう事か…。
「って……。」
なんか、大丈夫なの?あたし。
「お前さ…。」
裕がしゃがんで、プールサイドから見下ろす。
「……どっちを信じてるわけ?」
「どっちを…、信じてる…?」
――潰してやるよ。お前みたいに。
――アイツは、俺の大切なものを奪ったんだよ。
「…都合良すぎると思わねーの?
あんな事言ってた奴が。
今、藍衣に夢中だって。
どういう風の吹き回しだよ。」

