「藍衣に拒否権は、ない。」 いや、拒否権ぐらいちょうだいよ…。 そんな時。 『水沢藍衣、水沢藍衣。 今すぐ、職員室まで来なさい。』 放送で、名前を呼ばれた私。 「あー。行かなきゃっ!」 私が笑って言う。 そのまま、行こうとすると。 「ねえ。」 「なにっ…?」 戸惑いながら言う、私。 桐斗の顔が近づく。 「裕には、渡さないから。」