「どっちが、薔薇のプリンセスにふさわしいか。……でしょ?」 桐斗が笑う。 プリンセスって……、 「………あたしっ!?」 「じゃあ、こうしようよ。 もし、俺が勝ったら。 裕は、藍衣に二度と近づかない。」 桐斗が言った。 裕が、驚いた顔をする。 「……じゃあ、俺が勝ったら お前はその逆な。」 裕が言った。