半径1㍍禁止



「デートっ♪」

裕が笑う。


胸が、キュンとなった。


「裕とデートとか、久しぶりー!」

なんて、言ってみる。

「昔は、
よく二人で出かけてたもんなー。」

懐かしそうに言う。


「うんっ!」

本当。けど、高校になってからは、行かなくなったよねー。


「藍衣が、バイト三昧で相手してくんなくなったもんな。」

裕が言った。

「裕だって、部活始めたから相手してくんなくなったじゃんっ。」

私が口を尖らせて言う。


「お互い忙しくなったもんだ。」

「うん…。変わったし。」

しみじみ思う。

本当、変わったなー。


「今日は、夜まで遊ぶかーっ!」

裕が嬉しそうに言った。


私は、笑顔で頷く。