「だから、あんたって言うなよ。」
そう言って、一発蹴りをいれた。
「う゛っ…!」
そいつが、うずくまる。
「…自分から、売ってきたくせにさー。」
そのまま、立ち去ろうとした。
けど、周りを見ると仲間らしき奴らがタカっていた。
気づかなかったし…。
「おい。そいつ、俺の女。
なにやってくれてんだよっ?」
男の奴が、前に出た。
こいつの彼氏らしい。
しかも、リーダーかよ。
あぁー。買わなきゃよかった。
「こっちが売ってきて、負けたんだよ。」
私が笑って言った。
「…そんなの関係ねーよ。
俺と勝負しろよ、お前。」
いやいや…。
「あんた、馬鹿?
男が女と張り合って、格好悪くないわけ?」
めったに、異性で喧嘩はしない。
ほとんどの確率で、男が勝つから。

