半径1㍍禁止


あんたに言われたかないよ。

なんて、言ったら何をされるだろう。


「うっさいなー。」

我慢して、そう言った私。


「それより。
裕と仲直りしたわけ?」

桐斗が言う。



『そいつも、潰してやるよ。
………お前みたいにね。』



「………やっぱ、帰る。」

私が言った。

「は?」

桐斗が言う。


そのまま、部屋を出ようとした。

「…意味分かんないけど。」


――ドンっ


桐斗から、ドアをふさがれた。


「…帰るから、どいて。」

桐斗を睨みつけて言った。

「なに、キレてんのっ?」

桐斗が笑う。


「…だから、どけって言ってんだろ。」

怒ると癖で、口が悪くなる。


桐斗の腕をどけで、ドアを開けた。