半径1㍍禁止


「…そうなんだ。
なんか、さっきから申し訳なくなってきてさ。」

純平君が笑って言った。

「藍衣ちゃん、真美大好きだもんねっ!」

真美が嬉しそうに言う。


また、自分で言ってるよ。


「あたしも、彼氏ほしいな~。」

私が言った。

「だから、藍衣には裕がいるじゃん!」


「……え、裕っ!?」

純平君が驚く。

「もしかして…裕の事、」


――ガチャ


誰かが入ってきた。

「あ…、帰って来た。」

純平君が立ち上がる。


「女の靴あるけど、噂の可愛い彼女~?」

そう言って、中に入ってきた。






聞き覚えがある声。

見たことがある顔。








「……藍衣じゃんっ♪」









あたしが、大嫌いな笑顔。