「……彼氏できたんだっ♪」
ニッコリ笑って言う。
「え?なんだって?彼氏ができた?」
「そうそうっ♪」
「へー……。って、嘘っ!?」
テーブルを叩いて立ち上がった、私。
コーラ吹き出しそうになっちゃったよ。
「…その反応を待ってたのっ!」
真美が言う。
彼氏って……。
真美が言ってた事を思い出した。
――真美、絶対あの人彼氏にするからね!
――運命の人に出会ったんだからっ!
「…相手って、どんな人…?」
恐る恐る聞いた。
これ、まじだったら本当恐ろしいって。
アイツ、真美がいるくせにあたしにキスしてきたよ…。
あたしに、淫らな行為してきたよ。
もう、真美と友達でいられないって。

