半径1㍍禁止


いきなり、裕に胸ぐらを掴まれた。


「なんだかんだ言って、そいつが好きなんだろ?勝手にしとけ。」


もう、知らないから。

そう言って、掴まれてた手を離されて
裕が教室を出て行った。


「………は?」


思わず、そんな声が出た。

さっきから思うんだけどさ、
私、悪くなくない?

結局は、また喧嘩してしまった。


「あーあ。
怒っちゃったよ。どうすんの?」

桐斗が私に言う。


…いや、あたしですか。


「桐斗のせいじゃん。」

「だから、短気は困るんだよね。」

桐斗が笑う。


なんで、そんな楽しそうなんだ。


「…本当。意味わかんないし。
こっちだって、知らないっつの!」

私が言った。

「俺、藍衣のそういう所大好き。」

桐斗が笑って言う。