…次の日… 「おはよ!」 いつもより早く学校についたあたしは加賀君に挨拶された。 野球部の加賀君は、朝練が終わったのか席でダラけていた。 「お…、おはよ。」 挨拶は無視できないし。 鞄から教科書を出していると、小さな声で、 「成田のどこが良い訳?」 なんて、真剣な顔をして言うもんだから。 「全部…。」 あたしも小さな声で返事した。 「ふーん。」 素っ気無い返事。 なら、聞くなって感じだけど…、いきなり小さなメモを差し出す加賀君。