腕を引かれ、下校するあたしと義人。 二人は沈黙のままただ、ゆっくりと歩く。 今、この腕を払い退ければ、あたしの関係は終わってしまう様な気がする。 「お前…。」 沈黙を破ったのは義人。 「何?」 俯きながら答えるあたし。 「隠し事って何?」 義人の不機嫌な声。 「て、手紙…。高本さんからもらったんでしょ?」 「もらった。」 やっぱり。 梨香の言った事はホントだったんだ。 義人の返事に胸が急に苦しくなる。