「最近、成田って高本と仲良くねぇ?」 休み時間に加賀君があたしに話し掛けた。 その言葉にムッとしちゃうあたし。 「そう?」 なんて、わざと嫌味な返事をするあたし。 今のあたしには“高本さん”の名前を聞くだけで反応しちゃうんだから。 皆して、無神経なんだからっ! イライラしっぱなしで、本日の授業終了。 鞄を持って教室から出ようとした時。 あたしの腕をグイッと掴まれる。 ん? 振り返ったそこには、あたしの腕を掴む義人。 いつもの冷たい視線が…いつもより冷たく感じる。