「そうなんだー。ちょっと安心!」 「早く来いよ!」 「うん!」 電話を切り、部屋を出た。 リビングであたしの用意を待っていたママに、 「こんな感じでいい?」 服やヘヤースタイルを見せる。 「飾らなくていいの、有りのままを見てもらいなさい。」 優しく微笑むママ。 あたしとママは家を出た。 車が止まり、義人の家に到着。 すると、玄関から出て来た義人。 「今日はわざわざすみません。」