お前にとっても特別な場所であってほしいんだ。 ここなら、何か思い出せるんじゃないか? ドキドキしている鼓動を押さえながら、心の中で祈った。 そして、うっすらとしか思い出せなかったらしいが、それだけで満足だったから。 直ぐにすべてを思い出せるはず!! 無理しなくて良い。ゆっくりでいいんだ。 気付いた時には多栄を抱き寄せていた。 やっぱり…。 俺…。 こいつが居ないと無理みたい。 ギュッと更に力を込めて抱き締めた。 離さないから…。