「無理に思い出さなくも良いよ。」 その言葉にキュンってした。 ホント、あたしって愛されて居たんだね。 義人クンの表情を見てそう思ったんだ。 いつだって、あたしの側に居て、優しく見守ってくれている。 今までの記憶は無いけど、これからの義人クンを見て行けば……。 好きになっちゃうかもしれない。 そんな予感がしていた。 その時、あたしの手を大きな義人クンの手で包まれる。 ドクンと大きな音をたてた心臓。 手に全神経…、集中。 高鳴る心臓の音が体中に響き渡る。