でも、 中卒の私を雇ってくれる店なんて限られている。 そして、 悩んだあげく 母はキャバクラを選んだ。 母はきっと 自分と同じ世界にやりたくないと思ってたはず。 だけど、このまま働かないでいるよりはましだと思ったんだろう。 母も決死の判断だったと、 判断がつく。 母の苦労を私は知っている。 だから、 嫌とは言わなかった。 言ってはいけないと思った。