今日は少し残業をした。



他の人は出張や用事等で、偶然にも定時後席にいる人がいなかった。



「戸田さん、一緒に帰るか?」



こんな時で無いと、なかなか一緒には帰れない。



「はい。」



そう言って、私は机の上を片付け始めた。



私達が話しながら課を出ると、



ビルのエントランスで、1人待っている女性がいた。



どうしたんだろう?誰かを待っているのかな?



私達を見た彼女。



すると突然・・・



「隼人さん!」



と大声で呼んだのだった。