「狭い〜!!もっと向こう行ってよ!!」


『いやいや〜ギリギリですから!てか、早く寝ろ。』



正直、ギリギリ所の話じゃない。

ベッドから体はみ出てます…。笑



「自分の部屋なのに、光の匂いがするとか不思議な気分〜」


俺の"匂い"!?



『どんな匂いだよ?まだ加齢臭はないで〜(笑)ってか、寝ろって!起きれなくても知らねえぞ?』


「はいはい〜。お休み〜♪」



加齢臭とか、自分で言ってて切ない…。笑




それから、いつもの事ながら

5分もしない内に、空の寝息が聞こえて来て

それを確認して眠りについた…。



――………


夢を見た。不愉快極まりない夢を…


夢の中で、健也さんが生きてて…空と手を繋いで楽しそうに笑い合ってた…

どっちかって言ったら、昔の事なのかも…
だって、2人共…高校の時の制服を着てるから。


『空!!』

そう呼ぶと、空はこっちを向き

「誰ですか?」って、こう言ったんや。

『はぁ!?俺だよ俺!!悪い冗談とか止めろや!!』


「さぁ…?人違いじゃ?」

そう言って、2人で夕闇に消えて行った…



『ちょ!!待てや!!!!!





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