おいしい紅茶を飲む前に

 四名の乱入者のうち、二名は王子の左右を固め、他の二名は各扉に背を向けて立っていた。

背を向けて。

彼らにとっての敵が入ってくるとしたらその扉なのだから、もっとしっかり目を向けているべきだと思うのだが、向こうにしてみれば人質を見張っているつもりなのかもしれない。

初めから、王子を危険に晒してまでも飛び込んでくる者などいないだろうと考えて。


 どんな手を使ったなら、この三人の人質を救出できるだろう。

同時に扉を開いて、まず二名を倒したところで、後の二名には手が届かない。やるなら一度に四名をぶち倒さなくては。