「せんせ…… 終わりましたよ?」 「……ありがと」 一歩距離をとったものの、 そこからどうしたらいいのか わからない。 ガラッ。 「じゃあ、」 と口を開きかけた瞬間、 職員室から 三好先生が出てきた。 やましい場面じゃ ないはずなのに、 びくっとして三歩後ずさる。 「あ、川田、 お前部活サボりかよ?」 「ち、違いますっ! もう終わったんだもん」 「へぇ、そう。 んじゃ、 なんで慌ててんの?」 ……聞かないでください。 うっ、近づいてこないで。 わ、優作先生は ちゃっかり戻っちゃうし。