なんとなく 腑に落ちない思いを抱えたまま 放課後を迎えた。 景品の材料を 買い出しに行くため、 職員室へと階段を上る。 「あっ……こんにちは」 「おう、こんにちはー」 「優作先生、聞いてください!」 思わず口が開いた。 先生に共感してもらえれば、 気持ちが落ち着く気がしたから。