「香織おはよー」

「おはよー」



「もうっ、
『おはよー』より先に
ウチに言うことは?」




そうだ、香織にはまだ
言ってなかった……。





「え、えっと、
私、
優作先生のこと
本気で好き……みたい」

「『みたい』?」

香織がちょっと怖い顔で
私をにらむ。



「ううん、
本気で、大好きなの」