結局、みやがなぜ薬を作ろうとしていたのかはわからずじまいだった。
あの後暫らくして、目が覚めたみやに、誰に頼まれたのか聞いてみたが、何も覚えておらず(それどころか、朝からの記憶がまったくないらしい)一体誰が、何の目的で、みやを使って、こんなことをしようとしていたのかはわからなかった。
みやは、記憶がないことに、不安そうな表情を浮かべながら教室を出て行ったので、そらはルンとユエをつれて、いったん温室へと戻っていった。
「はぁ…なんでこんなことになったんだろ」
そらは、ルンの髪をとかしてあげながら首をかしげた。
「知らないわよ、そんなこと。いつだって、あんたたち人間の争いなんて、ふたを開けてみれば、醜くて、自己中心的な理由のものばかりだもの。私たちにわかるわけないじゃない」
ユエの言葉が妙に心に突き刺さった。
「ユエ。そんなことを言うな」
シークに言われて、ユエはぷぅっと頬を膨らませた。
「だってそうじゃないですか。シーク様がそんな姿になったのだって、元を正せば…」
「ユエ」
ユエの言葉を強制的に、シークは止めた。これ以上言うな、と、そう、言っている気がした。
そらが不安そうな顔をしていたようで、心配そうにルンがそらの顔を覗き込んでいた。
「あぁ、ごめんね。手が止まっちゃってたね」
そういって苦笑いを浮かべながら、また、そらはルンの髪をとかし始めた。
あの後暫らくして、目が覚めたみやに、誰に頼まれたのか聞いてみたが、何も覚えておらず(それどころか、朝からの記憶がまったくないらしい)一体誰が、何の目的で、みやを使って、こんなことをしようとしていたのかはわからなかった。
みやは、記憶がないことに、不安そうな表情を浮かべながら教室を出て行ったので、そらはルンとユエをつれて、いったん温室へと戻っていった。
「はぁ…なんでこんなことになったんだろ」
そらは、ルンの髪をとかしてあげながら首をかしげた。
「知らないわよ、そんなこと。いつだって、あんたたち人間の争いなんて、ふたを開けてみれば、醜くて、自己中心的な理由のものばかりだもの。私たちにわかるわけないじゃない」
ユエの言葉が妙に心に突き刺さった。
「ユエ。そんなことを言うな」
シークに言われて、ユエはぷぅっと頬を膨らませた。
「だってそうじゃないですか。シーク様がそんな姿になったのだって、元を正せば…」
「ユエ」
ユエの言葉を強制的に、シークは止めた。これ以上言うな、と、そう、言っている気がした。
そらが不安そうな顔をしていたようで、心配そうにルンがそらの顔を覗き込んでいた。
「あぁ、ごめんね。手が止まっちゃってたね」
そういって苦笑いを浮かべながら、また、そらはルンの髪をとかし始めた。


