Magic Academy ~禁書に愛された少女~

「何を作ろうとしてたの…?」

恐る恐るみやの方を見る。すると、みやはそらの方を睨みつけながら答えた。

「…マンドレイクを使って作る薬なんて、1つしかないじゃない」

吐き捨てるように言うと、そらは首をかしげて、今度はユエの方を見た。

「そうよね…ね、ユエ。惚れ薬なんて、最近じゃいろんな人たちが作ってるよ?それに、みやさんが薬を使う相手に私を選ぶはずないし。そんなに問題はないんじゃ…」

そらがそう言うと、ユエは眉をひそめた。

「惚れ薬…?何言ってんのよ。その子が作ろうとしてた薬は、強力な洗脳薬よ?」

『え!?』

ユエの言葉に、そらとみやの声がハモった。思わずお互いに顔を見合わせる。

「…なんで作ってた本人まで驚くのよ」

ユエに言われて、みやは戸惑った表情になる。

「そんな…だって、そんなこと、一言も言われなかった…!」

ユエにがしっと肩をつかまれ、思わず顔が痛みで歪む。

「誰に頼まれたの!?」

ユエにつめられ、思わずみやはこぼしそうになった。が。

「お……!」

口をパクパクさせたかと思うと、みやはその場に倒れ込んだ。ユエはちっと舌打ちをする。

「みやさん!?」

慌ててそらが駆け寄る。どうやら、みやは気絶しているようだった。