全員の自己紹介が終わると、オリゼに連れられて、今度は支給室へと向かった。支給品で何か足りないものがあったり、学校生活を営む中で、必要なマジックアイテムなどはここで支給してもらえるらしい。
「それじゃ順番に、水晶に手を触れていってください」
オリゼに言われて、一人ずつ順番に、水晶に手を触れていく。手を触れると同時に、杖がフッと水晶の上に現れる。生徒達は、その杖を手に取った。
徐々に順番が近づき、ついにそらの番が来た。
「き、緊張する…」
ただでさえ魔法がほとんど使えないのだ。杖が無事に支給されるのかどうかを考えると、不安で仕方なかった。
そっと水晶に手を触れる。と、水晶の中心で、キラッと何かが光った。
「なに…?」
次の瞬間、水晶の上には、今までの生徒のものとは少し違ったデザインの杖が出てきた。杖の上部分には、ゴールドで何か模様のようなものが刻印されていて、不思議な色をした小さな石が1つ埋め込まれていた。
そらはそれをそっと手に取ると、また、あの倉庫の映像が流れてきた。
「…⁈ちょっと見せてください‼︎」
オリゼはそらの持っている杖をじっと見て、目を点にした。
「先生、何か?」
そらが聞くと、オリゼはいえ、と短く答えて首を横にふった。
「うー、次は俺だぜ!そらみたいなかっこいい杖がいいな~」
そう言ってうみが手を置くと、残念ながら、そらのようなデザインのものではなかったが、他の生徒にはなかった、深い緑色をした石が埋め込まれた杖が出てきた。
「ちぇ、残念」
杖を手に取ると、次は箒選びに入った。自分達で気に入ったものを選び、全員、教室へ戻った。
「それじゃ順番に、水晶に手を触れていってください」
オリゼに言われて、一人ずつ順番に、水晶に手を触れていく。手を触れると同時に、杖がフッと水晶の上に現れる。生徒達は、その杖を手に取った。
徐々に順番が近づき、ついにそらの番が来た。
「き、緊張する…」
ただでさえ魔法がほとんど使えないのだ。杖が無事に支給されるのかどうかを考えると、不安で仕方なかった。
そっと水晶に手を触れる。と、水晶の中心で、キラッと何かが光った。
「なに…?」
次の瞬間、水晶の上には、今までの生徒のものとは少し違ったデザインの杖が出てきた。杖の上部分には、ゴールドで何か模様のようなものが刻印されていて、不思議な色をした小さな石が1つ埋め込まれていた。
そらはそれをそっと手に取ると、また、あの倉庫の映像が流れてきた。
「…⁈ちょっと見せてください‼︎」
オリゼはそらの持っている杖をじっと見て、目を点にした。
「先生、何か?」
そらが聞くと、オリゼはいえ、と短く答えて首を横にふった。
「うー、次は俺だぜ!そらみたいなかっこいい杖がいいな~」
そう言ってうみが手を置くと、残念ながら、そらのようなデザインのものではなかったが、他の生徒にはなかった、深い緑色をした石が埋め込まれた杖が出てきた。
「ちぇ、残念」
杖を手に取ると、次は箒選びに入った。自分達で気に入ったものを選び、全員、教室へ戻った。


