Magic Academy ~禁書に愛された少女~

「やだ!うみってばやらしー!ってか、ずるいー!」

「え?」

聞き覚えのある声が後ろからした。
と同時に、今度は後ろからガバッとうみごと抱きしめてくる人がいた。

「あ、アッシュ!?」

おどろくそらの頭を、ぽんぽん、と軽く撫でる人物がいた。

「そらのことが心配なのは、俺達だって、うみも言っただろう?」

優しく笑うドルイドに、とまっていた涙がまた溢れ出す。

「あー!もう、ほら、もう泣かないの!」

アッシュが苦笑しながらそらの頬をぺちぺちと叩いた。

「友達の泣いてるとこなんて、見たくないでしょう?」

言われて更に涙をこぼす。

「私、と、友達でいてくれるの?まだ、友達って、言っていいの?」

そらの言葉に、アッシュは特大のため息をついた。
そして、こちん、と頭を小突いた。

「ばか。いいに決まってるでしょ?まだ、とかじゃないよ。これから先、おばあちゃんになったって友達よ」

言われて、そらは頷いた。

「ごめんね、ありがとう。ありがとう」

そらは泣きながらも、にっこりと笑った。