Magic Academy ~禁書に愛された少女~

「使えないかもしれないけど、使えるかもしれないだろう?今まで出来てたことが、急に全く出来なくなることのほうが滅多にないんだ。また、使えるようになる」

ぽんぽん、と優しく頭を撫でてくれるうみに、そらは小さく頷いた。


不思議。
今まで、こんなふうに言ってくれた人はいなかった。


「私…ここにいて、いいのかな」

ポツリと呟くと、うみは深いため息をついた。

「だからさ、さっきも言っただろ?いいに決まってるって。大体、俺もアッシュもドルイドも。お前がいなくなったら…」

言いかけてうみは口を閉じた。

「?どうしたの?」

赤くなった目を少し擦りながら、そらがうみの方を見上げた時だった。