Magic Academy ~禁書に愛された少女~

一日が今までにないくらい、長く感じられた。
好奇、同情、蔑み。
今までいろんな視線を送られてきたことがあったけど。


憎悪、嫌悪。

こん手の感情をむき出しにした視線を送られるのは、正直、今回が初めてだった。


…何でなのか。
理由は分かってる。


先生が黒板に書き込んでいく文字を、ぼうっとした頭で、ただ機械的にノートに書き写していく。


魔力を失った私が、入るのが困難なこの魔法学校にとどまっていること。
さらに、その入校した生徒の中から一握りに人間しか選ばれない、寮に入っていること。

嫉妬、ねたみ、怒り。


「そら!」

「はい!?」

名前を呼ばれてハッとする。

「もう授業終わったぜ?」

目の前に立っているうみに言われて、辺りをきょろきょろ見回した。