Magic Academy ~禁書に愛された少女~

朝日が差し込む。
温かいそのぬくもりと、光に、そらは目を覚ました。

「…朝だぁ」

はぁ、と溜息をつきながら体を起こす。
大きな欠伸をしながら、ベッドから起き上がると、小さく唸りながら、冷蔵庫に入れてあった水を取り出し、そのまま一気に喉の奥まで流し込んだ。

「学校、行きたくないなぁ…」

ぽつりと呟く。
魔力を失い、魔法が使えなくなってしまった。
そんな状態で、魔法学校で一体何を勉強すればいいというんだ。

「なら休めばいい」

不意に声がする。

「でも…」

そらは机に置いてあったシークを手に取る。

「お前が行きたいと思うなら行けばいい。行きたくなければ行かなくていい」

シークの言葉に、そらはなにも答えられなかった。

「ま、これだけは言っておいてやる。お前の魔力は、消えたわけじゃない」

「え?」

その言葉に、思わず目を見開く。

「消えたわけじゃないって…どういうこと!?」

シークに問いかけるが、何も反応がない。
さっきの言葉の意味が分からず、ただただ、ジッと、シークを見つめていた。