Magic Academy ~禁書に愛された少女~

「へくち!」

ぶるっと身震いして目が覚めた。気がつけばそのまま寝てしまっていたようで、体が少し痛い。

「…シーク、まだ帰ってきてないんだ」

静かな部屋の中に戻り、少し寂しい気がした。


なんだかんだいって、最近はいつもシークが一緒にいたから。


この学園に入る前までは、1人で過ごすことの方が多かった。
だから、すっかりそれが当たり前だと思っていたし、その方が気楽だとも思っていた。

「まだ、かなぁ」

首のあたりをそっと触ってみる。
いつもあるはずのシークの感触、重み。

それがないことがとても物足りなく感じられて、小さくため息が漏れた。

「もう寝よ。明日早いし」

学校がまた始まる。
そらはパジャマに着替えると、ごそごそとベッドの中へと潜り込んだ。